Hiro Education

「考え方」を変えたら、楽しくなる

2019-01-01から1年間の記事一覧

本当は実用的な「哲学的思考」

12月も半ば。しかし海外では抗議の声を上げている人々がいる。フランスの年金改革、香港の民主主義、気候危機…。 なぜ声を上げるのか?それは、今の社会状況が人々の幸福をダメにしていると考えたからだ。日本人は、幸福は個人的で主観的なものと思いがちで…

「校則」をなくす~学校が楽しいかどうか

最近、自分は「教えない」ことが好きなのかも知れないと感じている。いや、正確に言うと、学生が自分の考えを嬉々として話し、その内容を楽しんでいるのだと思う。 「教える」ことよりも、学生が自ら考えて、意見を言うこと、その環境を整えることが教育で一…

思考の「脱線」

「美人」「美男子」は民族や時間を超えるか? あるある話で、日本人女性と西洋人男性との夫婦は多いが、その逆は少ない、というのがある(本当かな)。ある人を好きになるのは、顔だけではないが、一般論として美人とか美男子という人は確かにいるし、目や鼻…

人がもつ自然の力を

「発酵」というものがずっと気になってきた。もちろん、漬物は大好きだが、ここでは、「自然」が時間をかけてつくってくれる作業の意味に興味がある。古来、人は自分でつくることができないものを「自然」に託して作り出してきた。人はただそれを待つことし…

Happy New Ears !!

Happy New Ears! (John Cage, 1963) 「新しい耳、おめでとう!」 ジョン・ケージが日本のラジオ 局から新年の挨拶を求められた時に日本の音楽愛好家に贈ったことばだという。 「聞く人に関する限り、問題の核心はどこにあるか。耳を持っているのだから、それ…

「小声で静かに」

「私たちが小声で静かになったら、他の人たちの考えを学ぶ機会が得られるはずだから」(ジョン・ケージ) For we should be hushed and silent, and we should have the opportunity to learn that other people think.(John Cage,1927) 稀代の音楽家は、好…

イエナプラン教育

教師が教師をいじめる。そんな馬鹿な事態が日本にはまだある。 日本の公教育は硬直化している。ただ、先進的な学校教育もはじまっている。 ここでは雑誌『ソトコト』11月号に掲載されていたイエナプラン教育について触れたい。 もとは1920年代にドイツのペー…

国語と日本語の違いとは?

新指導要領によって、高校の国語では、これから文学が選択科目になる。 いいかえるならば、高校生は小説や詩歌などの教養はもはや無くてもいい、 ということだろう。それに代わって、実用文として、行政のガイドラインや契約書を習うのだという。 多くの文学…

娘のコーヒー・デビュー

先日、娘がコーヒー・デビューした。 ブラック・コーヒーである。 砂糖・ミルク入りは前にも飲んだことがあるはずだが、甘くて好きではないと言っていた。 いま彼女は19歳なので、決して早いデビューではないかも知れない。 でも、私自身、甘いコーヒーに慣…

日記の使い道

書店の文具売り場で博文館の「当用日記」を見つけた。 ここにブルーブラックで日記をつけた 小学生のとき、父親に言われて絵日記をつけていた。学校であったことやTVヒーローのことなどを書いていたような気がする(たいしたことを書いていなかったのだろう…