Hiro Education

「考え方」を変えたら、楽しくなる

イエナプラン教育

教師が教師をいじめる。そんな馬鹿な事態が日本にはまだある。
日本の公教育は硬直化している。ただ、先進的な学校教育もはじまっている。
ここでは雑誌『ソトコト』11月号に掲載されていたイエナプラン教育について触れたい。
もとは1920年代にドイツのペーター・ペーターゼンという教育者が提唱し、その後オランダにおいて1960年代以降、公教育の場でイエナプラン教育は普及していったという。
その特徴は、それぞれの子どもの個性や発達を尊重し、その子らしく育てること。具体的には、「グループ」。1クラスの中に異なる年齢の子どもたちが集まり、教えたり、教えられたりすることでそれぞれが理解を深めることができる。また、個別指導と自立学習、意見や感想を共有する「サークル対話」などがある。
その他、科目横断的な学び「ワールドオリエンテーション」、固定的な時間割ではなく、活動や学習の状況に応じて循環する、絵や写真などデジタル化された情報ではなく、本物の自然に触れる機会を重視した「真正性」などなど、共鳴できる要素が沢山。
日本でも長野県・佐久穂町の小学校が誕生したという。
私が以前働いていたインターナショナルスクールは文科省一条校であったためか、教育が中途半端であったように思う。発達障害の子どもへの学校の対応が不十分であった。
今後、イエナプラン教育などより子どもを中心とした公教育が日本でも普及してほしい。
詳しくは雑誌『ソトコト』2019年11月号を。