どんな大臣が必要?
「あなたが総理大臣になったら、新しく何大臣をつくりますか?」
今年一月、英国では「孤独担当大臣」(Minister of Loneliness)が新設されました。
同国では、10人に1人が孤独であるといいます。
政府による予算削減の影響で地方自治体が公立図書館やデイケア・センターを次々と閉鎖しているのも一因だと言われていますが、日本も同じような問題が深刻化しているはずです。英国は、いち早く社会問題として、「孤独」を政治的に救済することを実行したのです。英国の良心がうかがえます。
さて、もしあなたが総理大臣になったら、何大臣を新設しますか?
世界には、いろいろユニークな大臣があります。
「幸せ大臣」(Minister of state of Happiness」(アラブ首長国連邦)
「アーユルベーダ、ヨガ、自然療法、…大臣」(インド)
など、国が目指す方向や理念が感じられます。
実は、日本にもユニークな大臣が実在します。
「人づくり革命担当大臣」とか、「一億総活躍大臣」など。
これらは高尚な理念というよりも、政策課題であり、政府のキャッチコピーといった感じがしますね。
近い将来必要となるのは、「移民担当大臣」でしょう。すでに多くの外国人が留学生や研修生として日本で生活しています。少子高齢化が避けられない以上、長期的には移民は必要でしょうし、それを見越した国造りを模索することが大切でしょう。
そして遠い将来には、「AI担当大臣」がきっと重要な役割を果たすはずです。
人とAIの共存が現実問題となるに違いありません。
それとも、人工知能自身が入閣して、「AI大臣」が誕生する日も?
ちょっと怖いような…