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「考え方」を変えたら、楽しくなる

「社会への信頼」があるか?

昨晩、SWITCHインタビューというテレビ番組でブレイディみかこさんと鴻上尚史さんとの対談を見た。
 もっとも印象的だったのは、フレイディさんが指摘した「社会への信頼」が必要だということ。何か困った時、他人と違う行動を取った時、周りの誰かがサポートしてくれるかどうか。今の日本では無視されるか、逆に非難されかねない。政治や教育などに関わる人たちを信頼できるか?これは本当に大切なことがと思う。鴻上さんも「社会への信頼」という言葉に深く頷いていた。
 「日本とイギリスのどちらが好きですか?」という質問に対して、ブレイディさんははっきり「イギリス。日本には戻らない。」と答えた。イギリスは「社会への信頼」が持てるからだという。ケン・ローチ監督の近年の映画に描かれているようにイギリスにおける貧富の差は酷いし、民族差別もある。しかし、イギリスはこうした問題を解決しようという人々が多く存在する社会なのだ。より良い社会にするために戦うことができる社会だという。
 日本は依然として同調圧力に満ちた「世間」があらゆる組織にはびこっている。真正面からの戦いはなかなか困難だ。異質な人や考えを排除しないような、嘘をつかない「信頼できる社会」をどのようにしてつくるか。教育から変えていくしかない。

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