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「考えさせられる」問題チャレンジ および「発音をきわめる中国語」のプログラムを提供

「常識がある」とはどういうことか?

前の記事に東京大学の留学生向けの入試問題(文科Ⅲ類)で「『常識がある』とはどういうことか。」という問題が出されたと紹介しました。
この問題に対して、一人の留学生が、「常識」の内容を具体的に挙げて(例えば外国の歴史や政治の知識がある、等)、これを持つ人間が「常識がある」人である、と論じてしまいました。
これはやや拙速な解答でしょう。普通、私たちは、「あいつは常識がない!」「常識知らずだ!」などといった使い方をします。つまり、他人を非難する場合に使うことが多いのです。
そして、その時の「常識」とは、知識や教養ではなく、日常的なルールのことで、そこから逸脱した行いをした人に対して、この「非常識」が非難されるわけです。
つまり、知識の有無というよりは、道徳的か否かがポイントになっている言葉だと言えます。

でも、留学生の勘違いを「常識知らず」と言うことはできないです。日本にも「非常識」な人はたくさんいますから。